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日刊工業新聞掲載!!
11月12日(木)の日刊工業新聞に弊社の商品「貼れ晴れシート」の記事が掲載されました。
医療現場のニーズ具現化
ものづくり医療コンソーシアム
ものづくり医療コンソーシアム(大阪市阿倍野区、荒川哲男理事長=大阪市立大学医学部長、06・6649・0352)が進める医療現場と中小製造業のマッチングによる成果が生まれた。会員のケイエスシステム(大阪府東大阪市)が排液バッグカバーを製品化した。同コンソーシアムがニーズとシーズをすり合わせ、医療現場の悩みを改善するとともに中小製造業の医療産業進出を促進している。
中小とマッチング参入促進
双方の悩み解決
第1号製品の「貼れ晴れシート」は、尿が出にくくなった患者向けの排液バッグのカバー。排液バッグは看護師が尿量を確認しやすいように透明だが、病院を移動する時に他の患者に不快感をもたらす場合がある。双方の悩みを解決し、排液バッグに両面に」両面テープで何回も付け外しできる安価な不織布カバーを製品化した。材料や使い方などを何度も看護師らと話し合い、発売まで約1年間かかった。ケイエスシステムは抜き型製作会社で、数年前から大手繊維メーカーの技術を活用し、消臭品などを開発し医療分野に進出した。今回は自社でカバーを生産してコストを抑え、消費税抜きの価格は1袋50枚入り1万2500円とした。
ものづくり医療コンソーシアムを通じて製品化したケイエスシステムの排液バッグカバーを持つ片岡孝治社長
関西産業活性化
ものづくり医療コンソーシアムは2013年9月に荒川理事長とアオキ(大阪府東大阪市)の青木豊彦会長らが中心となり、医療ニーズをものづくりで具現化し、関西の産業を活性化させることを目的に発足した。現在は約40社の中小企業が参加する。
アイデア提案
医療現場のニーズは「ニーズ収集選定委員会」を通じ、大阪市立医学部付属病院や関連病院から集め、140件以上におよぶ。これまで数回の医工連携ワークショップで現場の医師や看護師がニーズを発表し、製品化につながる改良アイデアの提案を表彰している。
ものづくり医療コンソーシアムは今回のカバーに続き、医療日用品や放射線治療装置と磁気共鳴断層撮影装置(MRI)画像診断装置の両方に使える固定具など、現在約40件の医療ニーズを具現化するため会員企業が試作や製品開発に着手している。
ものづくり医療コンソーシアム_病院見学会
11月11日(水)に一般財団法人「ものづくり医療コンソーシアム」主催ので病院見学、勉強会が
大阪市立大学医学部付属病院 http://www.hosp.med.osaka-cu.ac.jp/index.shtml にて行われました。
①病院内での入院患者様がシャワーを浴びた際に廊下などが水浸しになるという説明のシーンです。
廊下を拭くのが大変という事で手間を省くアイデアが欲しいという事です。
②手術台の患者様の上にあるものおき(写真の右)の説明です。
先生の手作りだそうです。アイデアが欲しいという事です。
医術、施設が進歩していても手が届かないところもまだまだあります。
そういった場所にも貢献ができるものづくりができればと日々思っております。
ものづくり医療コンソーシアム http://cmc-samurai.jp/
大阪の中小メーカーと大阪市立大医学部などが、医療機器開発を目指して2013年9月に設立した一般財団法人。
理事に小型人工衛星「まいど1号」を企画した航空部品製造会社、アオキ(大阪府東大阪市)の青木豊彦社長ら。
事務局は市立大に置き、医療現場の様々な要望と中小企業の技術力を融合させる。
また、医療機器や企業連携の専門家らが助言する。
メーカーや医療、工学関係者ら500人規模の組織に広げる目標を掲げている。
(2014-03-06 朝日新聞 朝刊 2経済)